現在2022年9月30日19時07分である。(この投稿は、ほぼ1221文字)
結弦「お父さん。さっき、集合写真撮ってた」
若菜「一冊、一冊、想いが、込められているんですねえ」
麻友「何の写真? えっ、これっ?」
麻友「N.BOURBAKI が、こんなに沢山」
若菜「ブルバキのフランス語版の、前半すべてが、揃った、記念日なんですよ」
麻友「そう言えば、『宇宙』の図鑑買うから、しばらく諦めるって、言ってた」
結弦「中央の、えばっている、
Topologie générale 5 à 10
というのが、最後に加わったんだよ」
麻友「これ、どういう順番に、読むの?」
若菜「こういう順番だそうです」
私「麻友さん。麻友さんのお誕生日でもないのに、こんなに、お祝いしちゃって、済まないね」
麻友「これ、なんか、順番が、複雑ね」
私「2011年頃、ある雑誌を読んでいて、ブルバキは、それまで、代数が、7冊あった後、位相へ進み、位相が5冊と、なっていた。だが、代数ばっかりやって、いつまでも、幾何学をやらなかったのを後悔し、代数を3章やった後、位相へ進み、3章やってから、代数へ戻ることにしたという記述を読んだ。その記述が、雑誌『数学のたのしみ』のどれかの記事だったことは、覚えていたが、30冊以上ある、どの巻かまでは、覚えていなかった。1時間ほど、探した。でも、見つからなかった。まさかと思いながら、『数学のたのしみ ブルバキ』と、ググった。斎藤毅さんの『ブルバキと「数学原論」』が、ヒット。『数学のたのしみ、28号に、栗原将人氏の随想もあります』とあって、28巻を見てみると、私が2011年9月15日22時59分に、アンダーラインを引いている一文がある。
*******************************
ブルバキの『集合論』をほめる人に出会ったことがありませんが、私はとても気に入っています。この本がなければ、大学で数学を自分の専門として選ばなかったかもしれない、とさえ思っています。(この本で、数学に対する信頼感が得られました。)
*******************************
(数学のたのしみ28号より)
これだったんだ」
若菜「この人に取って、お父さんに取っての『数学基礎概説』に、相当するのが、ブルバキの『集合論』だったのですね」
私「今日は、もう21時58分だ。寝るよ」
麻友「おやすみ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
私「おやすみ」
現在2022年9月30日22時00分である。おしまい。